1年前後以上の滞在であれば、車の購入、特に中古車の購入を検討する人がほとんどだと思います。まず始めに述べておくと、アメリカでは中古車市場 は日本以上に大きいですが、平均相場額は日本よりも高いです。これは頭に入れておいて下さい。中古車を買うルートとしては大きく分けて以下の3つに分かれ るかと思いますが、いずれの場合もまず、相場額をアメリカ中古車額のスタンダードとされるKelly Blue Book(KBB)でまず検索してみることをお勧めします。
1.自動車メーカ直営型の中古車屋から買う。
米国で長く使うことを考えると、気になるのが車の品質。ほんとに信用できるのかどうかです。自動車メーカ直営店は、こうした点では比較的(絶対と はいえません)信用がおけるお店でしょう。ただし当然値段は高めです。米国ではある自動車メーカの直営店に行っても、他社の中古車もたくさん扱っているの が普通です。ただし、やたらとこうしたお店に近づいて店員に話しかけるのは禁物だそうです。お店の店員は相手に買う気があるとわかると、決めるまでなかな か離してもらえません。英語に自信が無い人などは、いろいろ話しかけられるがままに始めはいろんなアンケート用紙に記入させられ、気がついたら契約書まで 記入させられてたということも多いそうです。自分の希望の車が固まるまでは、せいぜい外の展示車を遠巻きに眺める程度で、店舗に足を入れるのは、目的の車 を十分絞り込んで、買ってもいいなと思ってからにしましょう。
2.個人経営の中古車屋や修理工場から買う。
こうしたお店は割と気軽に入って相談したり、試乗させてもらったり出来ます。難点は在庫の車種が限定されていること。持ち玉が少ないので、置いて ある車が多少自分と合わないものでも、がしがし勧められたりします。修理工場と一緒になっているとアフターケアも安心と思えるかも知れませんが、残念なが ら一部の悪質な業者では、安く売る代わりに後まで稼ごうと、車の一部を未修理のままにしたり、逆に手を加えたりすることも現実にあるようです。修理工場な どに行く場合は、地元の知り合いに聞くなどして、事前にそのお店の評判を良く確かめておいたほうがよいでしょう。 なお、サンディエゴ近郊含め、カリフォ ルニアの大きな都市では、日本人が経営していたり、スタッフに日本人の通訳がいたりするお店もあります。英語に自信のない方や細かい話をきちんと確認した い方には良いでしう。(ただし、その分、若干割高ではあるようです。)こうしたお店の情報は各地の日本人スーパーなどにおいてある無料の日本語情報誌の広 告などから探すことが出来ます。
3.個人売買で買う。
値段を抑えたいのであれば、個人売買が圧倒的にお得です。アメリカは車に限らず、家具やいろんなものの個人売買はひじょうに盛んです。新聞の日曜 版をみれば、Classifiedという個人売買の広告があふれるほど乗っていますし、インターネット上でもいろんな関連サイトで情報が見つかるでしょ う。もうじき手放そうと思っている車の所有者が、車自体にFOR SALEの貼り紙をして街中を乗り回している光景もたまに見かけます。カリフォリニアであれば日本人も多くいますので、日本人同士の売買の方が安心して出 来るかもしれません。(これは決して日本人なら知らない人でも信用できるという意味ではなく、交渉時に日本語どうしだと、細かいことも確認できるし、怪し い相手に対して話し振りで英語よりもピンときやすいからといった意味でです。) 日本人の売ります買います情報はカリフォリニア内だと、MITSUWA(旧ヤオハン)やNIJIYAといったスーパーの掲示板でも見つけることが出来ます。適正値段については、KBBで 中古車情報を検索すると、買う場合の相場と、売る場合の相場の両方が検索できます(たいてい売り相場額は買い相場額の半額以下)。個人売買では売る方は業 者に売るより高く売りたい、買うほうは業者から買うより高く買いたいと考えますので、値段はこのKBB両相場の間になることが一般的です。あまり安すぎる ものは何か問題があると思った方が良いでしょう。なお、個人売買の場合は車両登録の変更手続きを自分で行う必要があります。ただし、AAA(American Automobile Asociation:日本のJAFに あたる自動車団体)に加入していれば、AAAが代わりに手続きを行ってくれるサービスが受けられます。車購入前でもWebからでも簡単に加入登録出来ます し、無料地図の提供や各種割引サービスなど、JAF以上に役立つ多くのサービスを行っていますので、渡米後米国で車を持つ人には加入をお勧めします。
いずれのルートで買う場合にも、(特に2,3のケースは)安いものを買って後で修理代の方が高くついたということのないようにしましょう。アメリ カは日本のような車検制度はないので、結構とんでもない車でも現役で走っていたりします。車が過去に事故を起こしていないかなど状態が気になる場合には、 全ての車に固有のVINナンバーから、その車の走行履歴と事故履歴を調べてくれるサービスも有料ですがあります。どうしても車の状態を買う前にきちんと把握して起きたいという人は使ってみると良いでしょう。
なお、耐用走行距離は一般に日本より長いとされています。日本だと10年もしくは10万キロ走ると引退というイメージが定着している気がします が、アメリカでは10万マイル(16万キロ)以上走る車はざらです。中古車市場で値段が一下がりするという意味では、10万マイルは一つの目安ですが、 15万マイルぐらいまでは平気で皆乗ります。
お得な買い物はどうかと言われると難しいものがあります。私の周りの知り合いでも、個人売買で$3000以下で中古車を買って、半年以上運良く無 事に乗っているという者もいれば、同じような値段で買ったけど、やたらとあちこちが故障して、修理代の合計が$5000近くかかってしまったという者もい ます。また業者から$12000で中古車を買ったけど、1年後に帰国する際、個人売買で$9000で売れたので、実際の出費は$3000程度で済んだとい う人もいます。トータルでいくらかかるかは、その人のプランと運によるでしょう。
なお、新車の購入に関しては私が経験したことがないのでよく知りません。(^^;) 中古車は高めの代わりに新車は日本より安い傾向にある気がし ます。特に車の値段はいくらなんだけど、うちで買ってくれたら1ヶ月後にいくらのペイバックをするよといったRebate付きの売り込み方法を非常に良く 見かけます。 (広告を見ていると、書いてあるのが、車の値段なのか、ペイバックされるRebateの金額なのか、慣れるまでわかりづらいです。)。車種によっては $15000-$25000の額内では、新車と中古車でほとんど値段に差が無いようなケースもありますので、数年以上の長期にわたって米国に滞在する人 や、最初の購入予算が上記程度ある人は、新車の購入を検討するのも手でしょう。




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