カリフォルニアで生活するもので、日常的に車を運転するものは入国後10日間以内に、運転免許を取得しなくてはならないとあります。あなたが国際 免許を持っていたとしても、ここで暮らす以上はアメリカの免許取得試験を受ける必要があります。 といっても、実際には10日以内で免許が発行されること はまず不可能ですので、出来るだけ早くと考えておけば良いでしょう。試験の合格基準は日本に比べればはるかに容易なレベルでお金もほとんどかかりませんの で、日本でペーパードライバーだった人でも、あまり恐れる必要はありません。
1.免許申請と筆記試験の受験
アメリカでは、DMV(Department of Motor Vehicles)に行って試験を受けます。DMVとは免許の交付・更新以外にも事故を起こした後の書類提出など多くの手続きを扱っていますので、たいていは多くの人で行列が出来ています。アポ無しで行くことも可能ですが、2時間ぐらい待ちぼうけをくらったりしますので、WEB上も しくは電話で事前に予約を取っておくことをお勧めします。運転免許の申請に必要なものはSSNとパスポートなどのIDになります。SSNがまだ発行されて ない人は予約の時点でその旨伝えておきましょう。最低SSNの申請は済ませている必要がありますし、ビザの待遇条件などからSSNの発行が許可されない人 でも、SSA-L576などといった合法滞在を証明するフォームがSSNオフィスと同じこことろで発行してもらえるはずですので、免許の取得にあたっては それらが必要になります。
DMVに行って申請すればすぐ筆記試験を受け、合格すれば仮免許をその場でもらうことが出来ます。特にカリフォルニアの場合は、移民に寛容な政策 に基づき、ペーパー試験の言語は10ヶ国語以上が用意されており、日本語での受験も可能です。ただし、もともとの英文の問題を機械で翻訳したような直訳文 章ですので、時々かえって混乱するような表現が使われています。ある程度の読解力がある人ならむしろ英文での受験の方が良いでしょう。言語は1カ国語しか 選べませんので、英文の試験用紙をもらったけど、途中から日本語に代えるとかは出来ません。カンニングをしなければ試験時間は、自分が納得行くまで無制限 ですので、英文を読むのが遅いという人でも大丈夫です。36問中31問以上正解すれば合格です。試験問題はDMVにおいてあるハンドブックの中に記載され ていることからしかでませんので、練習問題集などを買う必要はありません。また、南カリフォルニアであれば、日本人経営のお店などで無料配布されている 「羅府テレフォンガイド」に過去問が英文と日文で200問掲載されていますので、それを一通りやってみればまず大丈夫でしょう。また、インターネット上で はnonnonネットさんのサイトの中で練習問題を 受けてみることが可能です。米国の交通ルールも、ほとんどは日本と同じような交通ルールですが、右左の違い、カリフォルニアでは特に禁止記載のない交差点 での右折は赤信号でも出来ること、フリーウェイでは制限速度に対し、遅すぎる車も捕まることがある、といった違いに注意しましょう。
試験の結果はその場ですぐ採点してもらえ、どこを間違えたのかも教えてくれます。(試験用紙は多国語に対応してますが、4択の選択問題ばかりで、問題の内容と答えの順序はどの国の試験問題でも一緒になっているようです。)
DMVでは筆記試験のほか、写真撮影、指紋の採取、サインの記録(電子ボード上にサインするので結構筆跡が汚くなりやすい。そのまま免許証に印刷 されるのでちょっと格好悪いこともあります)が行われ、試験に合格すれば紙の仮免許証がもらえます。米国の他州の免許を取得していないものは、更に実技試 験を受ける必要がありますので、最後に、実技試験日の予約をしてこの日は終わりになります。
2.実技試験
国際免許と仮免許証を持っていれば、車の運転を続けること自体は問題ありません。実技試験は教習車を貸してもらうわけではなく、自分が運転してき た車で受験します。なるべく自分の車購入後、自分の車で試験を受けに行ったほうが良いでしょう。レンタカーでの受験も可能ですが、実技試験前に、自動車保 険加入の確認、車の機能に関する簡単なチェックも試験項目になりますので、愛車の方がなにかと問題がありません。出発前にブレーキやウィンカなど車の簡単 な操作法と所有車自体の安全チェックがあります。この際、車のランプが故障したときのための、手信号による右折、左折、ストップの仕方が質問されます。 DMVハンドブックに書いてありますので確認しておきましょう。
運転自体は審査官を助手席に乗せて、DMVの近所を30分程度、指示通りに運転します。むづかしい指示はまずありませんので、基本的な英語がわか れば十分理解できると思います。おどおどした態度は、運転に自信がないような印象を与えますので、普段どおりにリラックスして運転しましょう。交差点での 左右確認は多少大げさに顔を振ってやった方が良いようです。日本の教習者のように教官向けのミラーがついているわけではありませんので、視線だけを動かし ていても審査官にはわかりません。減点方式でチェック項目に対し10点以上のミスがなければ(そしてもちろん事故を起こさなければ)合格です。
日本で運転免許を取ったことがなく、アメリカで初めて運転をするという場合には、仮免での運転には日本同様、免許保持者の同乗が必要です。運転技 術の取得に当たっては、日本と同じような自動車教習所にお金を払って練習することも出来ますが、米国人は親兄弟などに教えてもらって、特に教習所に通わず に免許を取る人も多いようです。
実技試験に合格しても、運転免許証が手元に郵送されるまでは普通でも1ヶ月前後かかります。更にランダムにSSNやビザなどとの照会履歴を入念に チェックされるケースがあり、運悪くこうしたケースにあたってしまうと3ヶ月から半年近く免許証が発行されない人もいるそうです。試験終了後、いつごろ免 許証が発行される見込みか教えてもらえますので、そのときになっても免許証が届かないようであればDMVに問い合わせましょう。
カリフォルニアでは免許証は運転時以外のIDとしても便利です。たいていは小さな免許証でID確認が済みますので、いちいちかさばるパスポートを 見せなくても良くなります。ただし、警察や軍関係者、政府関係者からIDを求められた場合は、合法米国滞在を証明するものとして、パスポートなどの提示が 義務付けられています。パスポートは大事なものですので、普段の携帯に関しては人によっていろんな考え方があるようですが、少なくとも遠出するとき、泊ま りで旅行するとき、飛行機に乗るときは必ずパスポートなどは携帯するようにしましょう。他州の検問所でパスポートを不携帯だったために一晩逮捕拘束された日本人旅行者のケース(2003/12/8)などもあるようですので、気をつけましょう。




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