アメリカに来て1年以上たつが、私は未だに英文を読むのが遅い。最近はなるべく本読んだり、ネットで新聞の社説とかをなるべく眺めるようにしてるのだが、なかなか日本語の文章のようにすいすいと頭には入ってこない。ただ、仕事関係の記事を収集したり、アメリカのニュースをひととおり眺めようと思うと、限られた時間で出来るだけたくさんの情報に目を通したい。そんな私の英文情報収集で普段とっても役立っているツールを今日は二点ほど紹介。
1.POP辞書
最近はネットでの自動翻訳関連のツールもずいぶん出ているようだが、私は英文→日本文の全文翻訳してくれるような類のは使っていない。理由は機械翻訳だと不
自然で意味の通じない日本語になることが多々ありそうだし(最近はかなりよく出来てるのかもしれないけど知らない)、もう一つには、この手のに頼ってると
いつまでたっても英語を読む速度が向上しないので。
しかしながらちょっと自分の不得意な分野の文章というのは、読んでて知らない単語がたくさん出てくる。そんなときに役に立つのが、このPOP辞書。現在閲覧している英文サイトのアドレスを入力すると、全ての単語に対して、マウスを合わせるとその単語の意味がポップアップするように変換してくれるのだ。これなら普通に英文で読んでいてわからない単語で困ったときだけマウスをあてればよい。
(POP辞書エンジンで変換したサイトの例:各英単語にマウスを近づけてみてください。)
サイトの翻訳変換のJavaスクリプトがブックマークとして提供されているので、ブラウザのバーにこれを設置(IEならリンクバー、Fireboxならブックマークバー、など)すれば、普通にサイトを眺めていてクリック一発で変換してくれるので、15分ぐらいの間にいつくものニュース記事を読んでいる時など非常に効率的。より英語に慣れたい人は英英辞書変換も出来る。
ただ、これだと新しい英単語はなかなか頭に残らないので、英語を習得すると言う意味では、時間の余裕がある時は辞書を自分で引いた方が良いは思うけど。
2.Answers.com
英単語を辞書などで調べていても結構わからないのが、スラングとか、イニシャルをつなげた省略語(acronym)、こういうので文章の意味がわからないことって時々ある。またTVや映画の会話などだと、著名人やアメリカの有名な番組名とかが引き合いに出されてたりすることが時々あるが、これもついていけないことが多々ある。
こうした普通の辞書でわからない言葉を調べるのにGoogleやYahoo!で検索してみたり、Wikipediaで調べてみたりということをする人も多いと思うのだが、Answers.comなら一発。ネット上の多くのDictionaryやWikipediaなどの情報源から知りたい情報を一発で拾ってくれる。基本は語彙検索なので、Googleのように、余計なサイトまで膨大に表示されることなく、すぐに知りたい答えがわかる。
ブラウザに検索バーを設置して使うことも出来るし、Fireboxなら検索エンジンを入れたうえで、ConQueryというExtentionをインストールすれば、現在表示しているサイトの調べたい単語の上から右クリック一発だけで結果を表示するようにもできる。
というわけで、Web上では知らない単語検索から、地名の確認、芸能人の名前調べに至るまで、いまでは全てAnswers.comで調べてます。日本語でもこういうことできると便利なのだが、Answers.comは英語対応のみなので念のため。
以上の二つを活用してから、ネットでの英文の情報収集がずいぶん早くなった気がします。あまり英語が得意ではないんだけど、英文情報収集をもっと効率的にしたいなとお悩みの方は、是非お試しを。
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