三十路過ぎのロック談義 -My favorite albums -

The 50 Worst Songs Ever

2004年4月23日（金）

今日は軽いネタ。

　サンディエゴ・パドレスの野球ネタ中心ながら、まめな更新と、野球以外でもするどいネタやコメントを提供してもらえる「つかみタイムス」というサイト経由で入手したネタだが、近くBlenderという音楽雑誌で企画される「これまででもっともひどい50曲」というのが紹介されている。

　上位に名をつらねているのはStarshipの"We built this city"やWang Chungの"Everybody have fun tonight"など。
単調なリフのくどい曲や、アーティストの方向性が変わって過去のファンから嫌われてる曲などがランクインしている感じ。80年代の曲が多めのようだが、最近ではLimpbizkitの"Rollin'"やMaddonaの"American Life"なども入ってる。
　意外なところではHuey Lewis & the Newsの"The Heart of Rock&Roll"なんてのも入ってる。アメリカでは"Ghostbusters"相手の訴訟のゴタゴタで印象を悪くしてるのかな？

　ちなみに私が選ぶとしたら1位はなんといてもFalcoの"Rock me Amadeus"!

　まあ、上位にランクするということはそれだけ知名度の高い曲であるわけで、ジョークとして楽しみましょう。

今月の5曲（2004年4月）

　春となり新曲のオンエア率も上がってきた今日この頃、あいかわらず、BeyonceやOutkast、Black Eyed Peasなどブラック勢のニューシングルカットの強さが巷では目立ってますが、ここのランキングはあいかわらず私の偏見で勝手に決めてます。

*「30秒サンプル」の視聴にはWindows Media Playerが必要です。また「PV視聴」にはYahoo ID(登録無料)が必要になるものがあります。

・If I Ain't Got You  / Alicia Keys 
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　「The Diary of Alicia Keys」からの2ndシングル。スタンダードなバラードに仕上がってます。前回取り上げたときも触れたけど、この人とにかく歌が上手いので、こうした王道路線はやはり一味違います。ということで今週は勝手に文句なしの一位をつけちゃいます。

・Musicology / Prince 
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　久しぶりの殿下のニューアルバムからの先行シングル。もともとあまり好きなアーティストではなかったのですが、最近の演奏はかっこよく見えてきました。今年に入ってからはアメリカでのTVでの露出も結構目立っていてLIVEパフォーマンスもあちこちで披露しています。現在各種チャート上昇中というところで、本来は来月紹介分かなとも迷ったのですが、Rock'n'Roll Hall of Fameでの殿堂入り以来、アルバムのタイミングとあっているせいか過去の曲のFMラジオでのオンエア率も最近高いようにおもえます。

・Don't Tell Me / Avril Lavigne 
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　デビュー作で日本でもAvril旋風を巻き起こしたカナダ出身の彼女の２ｎｄアルバムからの先行シングル。今月の番外編で述べてるアイドル代表のカテゴリにも入るルックスと若さですが、本人は自作自演のアーティスト嗜好が強いようでHilary Duffらと同列に語られるのを嫌ってるようですね。逆にそこが正統派アイドルに対する不良アイドルとして認知されてしまっている感も強いですが。

・Burn / Usher 
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　この人の曲でいえば、チャートアクションから言えば、ヘビーなリフの繰り返しが印象的で、既にBillboardで２ヶ月以上１位を維持している "Yeah!"をとりあげるべきなんでしょうが、個人的にHip-Hop系は苦手な曲が多いことと、"Yeah!"に関してはアーティスト側の意向かオンライン販売がされていなかったため、視聴リンクが貼れず、紹介を見送ってました。で、その売れまくってるUsherの、こちらは大衆受けするバラード。幅広く受け入れられやすい曲でしょう。

・The Reason / Hoobastank 
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　最後は毎月ながらさほど私の好みではないのですが、売れてる曲紹介ということで。オーソドックスなバンドスタイルのミディアム・バラードですが、ちょっと個人的にはボーカルがくどいかな。ただ、アメリカのバンドには珍しく東洋系の顔の人がボーカルとってます。

番外編
・Take My Breath Away / Jessica Simpson 
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　"With You"のロングラン・ヒットに続き、本人の希望という、かつて映画「Top Gun」に使われたBerlinのヒット曲のカバーが現在米国では売れてます。彼女の今回のアルバム”In the Skin”はアイドルとしては珍しくロングセールスを続けてますので、今回は最近のアメリカの女性アイドル事情のご紹介。
　今、アメリカを代表する女性アイドル歌手とばいえば、20代半ばから後半の代表がこのJessica Simpson、20代前半の代表がBritney SpearsとChristina Aguilera、ティーンエイジャー代表がHilary DuffとArvil Lavigneといってよいでしょう。 Jessicaは年齢的にきついようにも思えるのですが、現在のアメリカでの人気は実はTV番組と関係があると考えられます。彼女は98 DegreesのNick Lacheyと結婚しているのですが、この二人の新婚生活にカメラが入った番組「Newlyweds」というのが毎週MTVで放映されてます（というか再放送も含めれば多分ほとんど毎日）。まったくどーでもいい番組なんだが、最近のMTVはこういう芸能人の生活みせますとか、有名モデルのお宅訪問とか、そんなのばっかやってます。音楽番組作れっての。「Unplugged Live」復活激しく希望。で、話がそれましたが、その「Newlyweds」で、ちょっと頭の弱いところを全米に披露している彼女が今アメリカでもてはやされているというわけ。この辺のTV事情がわかると音楽チャートの事情もいろいろ見えてきたりします。ちなみに上記アイドルのうち、Britney, Christina, Hilary3人は全てディズニー・チャンネルの「Micky Mouse Club」のティーン・モデル出身だそうです。