Live at the Harlem Square Club, 1963
/ Sam Cooke
歴史的名盤である。
ソウル・シンガーの草分けSam Cookeが63年に残したライブ・レコーディング。当時ゴスペル(教会音楽)からポップ・シンガーに転身という形で新たなジャンルを切り開いた歌手。多くのベスト盤で聴ける名曲も素晴らしいが、時代性もあって比較的ジェントルな歌声に聞こえるスタジオ録音盤とはうってかわり、ここでは吼えるような魂の叫びが聞ける。観客の盛り上げ方もものすごく、Sam Cookeのシンガーとして、またエンターテイナーとしての才能を思う存分堪能出来る1枚である。ここには何かが宿ってるとして思えない。まさに魂(ソウル)である。すごい。ほんとにすごい。ただ聴いてとしか言えない(レビューになってない)
後のOtis Redding, Rod Stewart, Steve Perry等等、歌唱力を高く評価される歌手たちの中でSam Cookeの影響を口にしないものはいないほど。まさにソウル・シンガーの原点であるが、彼の魅力を把握するうえで、最低「静」のスタジオベスト盤「The Man & His Music」(といいたいところだが残念ながら廃盤になってしまっているようなのでこの辺か)と「動」のこのライブ盤は必聴である。
お勧め曲は全て。(1)-(9)まで通して聴け。
(1) Feel It
(2) Chain Gang
(3) Cupid
(4) Medley: It's All Right/For Sentimental Reasons
(5) Twistin' the Night Away
(6) Somebody Have Mercy
(7) Bring It on Home to Me
(8) Nothing Can Change This Love
(9) Having a Party
<オリジナル 1963年>
このアルバムが気に入った人には
・The Man and His Music / Sam Cooke
・Live in Europe / Otis Redding
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