2003年11月9日(日)
Matchbox Twenty @ COX ARENA Ticket Price $48
(アーティスト名をクリックすると、各アーティストの公式サイトに、アルバム名をクリックするとAmazonでのCD購買情報に、曲名をクリックすると、 Wal-mart Music Downloadの視聴アドレスにそれぞれリンクします。曲の視聴にはWindows Media Playerが必要になります)
アメリカ生活を始めて最初のコンサート体験である。とりあえず生活立ち上げも落ち着いてきたので、なにかライブでも観に行きたいと思い、TicketMasterにてサンディエゴのコンサート情報をいろいろ調べてみた。そこですぐ目に入ったのが、このコンサート。
正直、Matchbox Twentyに関しては米国にくるまでたいした知識はなく、Vo.のRob Thomasが、Santanaの復活&グラミー賞受賞作となった「Supernatural」の中のシングル曲"Smooth"で共演してたよな、ってことぐらいしか知らなかった。ただ、ちょうど新しいアルバム「More Than You Think You Are」から"Unwell"、"Bright Lights" がヒットしてた時期であり、アメリカに来てからはMTVでよくこれらのプロモーションビデオを見ていて、結構いいなと思っていたところだったので、まさに 渡りに船といった感じである。ちなみにネットで最初にコンサートの検索をしたのが、11月5日、前学習と最近のCD2枚を買ったのが6日、実際にチケット を購入したのが11月7日で、コンサートの2日前と慌しい状況であったが、チケットの確保自体は特に問題なかった。
会場のCOX ARENAはSDSU(サンディエゴ州立大学)の敷地内に存在する大きなホール。開始時間は午後7時半。こちらのコンサートは開始時間は遅めだろうとの印 象はもっていたが、なにぶん初めての体験となるため、一応20分前に会場入り。アメリカでは公共機関が発達しているわけがなく、ほとんどの観客が車で乗り 込むわけで、会場での渋滞や駐車場不足がちょっと心配だったが、この会場ではコンサートなどイベント実施時には隣接するSDSUの駐車場を開放しているら しく、会場入りは思いのほかあっさりと出来た。
会場は5千人ぐらい入れそうな感じで、私の席はスタンドの中段といったところ。大きなライブではあまり席の近い遠いは気にしないたちなのだが、い わゆる最後尾に近いところだと自分の後ろから歓声がなくなるため、ちょっと寂しくてそこだけは避けたいと思っていた。TicketMasterのインター ネットでのチケット販売では各会場の座席番号とその会場図中の位置が買う前に確認できるため、今回はそれを見越してやや高めの値段で席を確保したのが正 解。
7時半過ぎになると幕があがり、なにやらバンドの演奏が始まる。ただ、見た目といい、音の感じといい、どうもMatchbox Twentyではないようだ。ステージの使い方も控えめで後ろがいろいろ隠してあるままのところを見ると、そうかこれはOpenind Act(前座)なわけね。当然、この時間では、事情通の現地のアメリカ人では、まだ会場に到着してないものも多く、席は半分ぐらいガラガラ。あまり詳しい 情報をチェックしてなかったので、どのバンドだが最初わからなかったのだが、前座有りのコンサートというのに意味もなく感動。
で、この前座バンド、印象は青臭いという感じなのだが、スタンダードなロックバンド編成にポップな感じの曲調で、一部ながら、前の方でキャー キャー言って席で踊ってる女の子たちも見かける。地元の大学出身バンドかなんかだろうかと思っていたが、しばらくすると明らかに最近良く耳にする曲が流れ 始める。こ、この曲はアメリカに来て以来よくMTVで流れてる曲”Stacy's Mom”ではないですか?!て、ことはこのバンド、Foutains of Wayneで すか?!(ちなみに知らない方のために説明しておくと、この年のグラミー賞新人バンド部門にノミネートされたバンドで、"Stacy's Mom"はこの時期ずっとトップ10圏内にランクし、2003年のベスト40内にも選ばれた曲です。) じゅうぶんピンでもこの会場規模のコンサートが出 来そうなバンドなのだが、前座で出ちゃうんだ。しかも前告知ほとんど無し(多分。私が見逃してただけかもしれないけど、少なくともチケットには前座の名前 はクレジットされてなかった)。かなり驚いてしまった。(もっとも、演奏初めてすぐMCで自己紹介してたみたいなんだけど、自分の英語ヒアリング能力の低 さと、まだ聞き慣れないバンド名のため、この曲が来るまで全く気づかず。)
1時間ほどFoutains of Wayneの演奏が続いたのち、ステージセットの入れ替えで20分ほどの休憩。ちょっと飲み物、食べ物を探しに出てみる。ホールの外側でなんとも香ばしい ポップコーンのにおいがしている。思わず衝動的に買ってしまったが、量が半端じゃない。ポリ袋に詰めてくれるのだが、下を床につけても、上は膝の上までき てしまうというロングサイズ(値段は$4)。これはとても食べきれない気がするが、みんな平気な顔で喜んで買っていく。さすが肥大化アメリカ人・・・。席 に戻って食べ始めるが、これがさらにビックリ。な、なんとポップコーンのくせに甘いのだ!塩のかわりに砂糖がふってあるの?!うーん、この甘さでこの量は 絶対に食べきれない。適当に食べたところで袋の口を閉じて持って帰ることにする。
で、いよいよ本番、時間は午後9時前ですが、これからMatchbox Twentyの登場。7時半ごろには半分空席だった会場も、今はほとんど満杯。そして出てきました! 1曲目から会場はいままでにないノリの興奮。ヴォー カルのRobは、彼のMCをかろうじて聞き取ったところによると、なんでもこの前に体調をこじらせ声が出なくなって、いくつかコンサートをキャンセルして たらしく、最初の頃は申し訳なさそうにしていた。ちょっと声も本調子ではないのかなという感じはあったが、全体の出来としては問題なし。基本的にサポート メンバー無しの体制で、この曲などいくつかの曲ではグランドピアノがステージの中央に現れ、Robが弾き語り状態になるというもの。ピアノ置きっぱなしで もいいのではと思ったが、使わないときはちゃんと引っ込んでた。耳慣れた曲がいくるかながれ、そして現在ヒット中で私のお気に入りでもある"Bright Lights"!!。歌いましたよ。なにせ私が唯一、一緒に口ずさめる曲だったから。
そして今年の一番のヒット曲といっていい"Unwell"では、ギターのKyle Cookがバンジョーを持ち出して、レコード通りのイントロを披露するサービスも。(その後、すぐギターに持ち替えかえたが) 会場の反応もやはりこの曲 が一番強かった気がする。他の曲はなにぶんメロディのみうろ覚えで望んだため、なかなか詳しい解説はしずらいのだが、オーソドックスなバンドスタイルであ るため、平均的にテンションを高めた状態を継続して、良質なライブを提供してくれたと思う。アンコールではNeil Youngのカバーである"Heart of Gold"も披露してくれた。
初めてのコンサート体験としてはとても楽しめるものであった。ちなみに終了時間は11時。この辺もアメリカらしい。
ちなみにMatchbox Twentyのライブの様子は彼らの公式サイトでも、現在"Bright Lights"の演奏の様子が見れる。(多分期間限定的にそのうちかわりそうだが)アドレスはこちら。
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