2003年11月17日(月)
Simon&Garfunkel @ Staples Center Ticket Price $65
(アーティスト名をクリックすると、各アーティストの公式サイトに、アルバム名をクリックするとAmazonでのCD購買情報に、曲名をクリックすると、 Wal-mart Music Downloadの視聴アドレスにそれぞれリンクします。曲の視聴にはWindows Media Playerが必要になります)
週末LA見物をして昨日サンディエゴに帰ってきたばかりなのだが、実は今日も仕事あがった後またLAへと向かった。目的は・・・
そう、サイモン&ガーファンクルの復活コンサート観に行くんです。LAのステイプルス・センター。渋滞に巻き込まれかなりぎりぎりになってしまっ たが、なんとか到着。センターの駐車場はいっぱいで、周囲の臨時駐車場に停めることにするが、これが安いかわりに、かなり暗くてちょっと怖いところ。隣の 建物も壊れかけたレンガに鉄格子の窓だし・・・ このあたりは通りの表裏でぜんぜん雰囲気が違う。まあ、今日はコンサートに来ているお客がたくさん同じ駐 車場に来ているので大丈夫だろう。 とりあえず車を停めて会場へと向かう。
今回はWill Callといって、予約したチケットを会場の窓口で受け取ることにしていたので、会場窓口へと向かう。ついでに窓口の人に「今日は誰か前座(Opening Act)やるの?」と聞くと、「前座は無しよ。でもスペシャルゲストが出るわ」との話。
ゲストも気になるが、前座なしとなると開始時刻ぎりぎりである。そのまま急いで会場入り。
8時からのコンサートで、5分程度遅刻であったが、演奏開始には間に合った。ステイプルス・センターは2万人以上入るアリーナ。こんなところでバスケの試合やっても、最後尾の観客はほとんど見えないんじゃないか?
15分ほどして、場内が暗くなり、いよいよコンサート開始。スクリーンに過去のS&Gの現役時代の映像が映画「卒業」のシーンも交えながら次々と映し出される。そして、いよいよ二人の登場である。オープニングの曲は今回のツアータイトルでもある"Old Friend"。ついにこの歌声を生で聴く瞬間がやってきました!って感じ。
その後も次々と耳なじみの名曲を惜しげもなく披露してくる。結成から40年近く、二人が知り合ってから実に50周年を今年迎えるとのことである が、原曲のアレンジを忠実に再現する演奏は全く年を感じさせない。特にArt Garfunkelの美声はこれがほんとに還暦の年齢の声か?まさに奇跡である。
ヒット曲が多いとはいえ、選曲は惜しげもなく名曲を畳み掛ける。前半の早々に"Scarborough Fair"や"Sound of Silence"をやってしまった際には、「嬉しいけど今日は1時間ぐらいで終わってしまうんじゃないだろうか」と逆に不安になったほど。そのうち演奏は二人のギターデュオというよりバンド編成に近いスタイルが増えてくる。彼らのコンサートは80年にセントラルパークで行われたもの(CDになってるやつ) をビデオでしか見たことはないのだが(思えば、あれば自分が洋楽にのめり込む一つのきっかけだった)、当時の演奏はどちらかというと弾き語りのスタイルに 重きをおいたアレンジだったので、今回のバンドスタイルのアレンジは新鮮(といってもよりレコードに忠実なアレンジともいえるのだが)。
幕間のおしゃべりは割とくだけた感じで、全て聞き取れたわけではないのだが、Paul Simonがボケ役となっていたのが面白かった。時々スクリーンに昔の映像も交えながら、いよいよスペシャルゲストの登場となる。Simonに「先輩」と紹介されて出てきたのはなんとエヴァリ・ブラザーズ!これは嬉しい驚き。S&Gも交えて"Wake Up, Little Susie"などを演奏。やがてエヴァリ・ブラザースのみで"Bye Bye Love"や"Dream'"などを演奏している間に、S&Gの二人はステージから消え、着替え&休憩タイムの様子。
ゲスト演奏の後はまた"Bridge Over Troubled Water"や"The Boxer"など名曲のオンパレード。100分ほどの演奏を一度締めくくったあと、アンコールではなんと"Cecilia"をアルバムどおりの演奏でやってくれる!これはセントラルパーク・コンサートにも収録されていなかったものだけに個人的には一番嬉しかった。
計2時間強のコンサート。S&Gの二人を生で見ることが出来たばかりか、少しも衰えを感じさせないその演奏にただただ感動の一日でありました。
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