2003年12月6日(土)
Stereophonics @ EPICENTRE Ticket Price $18
(アーティスト名をクリックすると、各アーティストの公式サイトに、アルバム名をクリックするとAmazonでのCD購買情報に、曲名をクリックすると、 Wal-mart Music Downloadの視聴アドレスにそれぞれリンクします。曲の視聴にはWindows Media Playerが必要になります)
今日はステレオフォニックスのライブを観に行く。ただ、どうも始まるまで不安が残っている。
実は2週間ほど前にチケットを買ったのだが、これが非常に安いのである。Stereophonicsはイギリスのバンドなのだが、割とオーソドックスな
Rock'n'Rollをやるバンドでイギリスでは数多くのライブツアーで認知度を上げ、現在では、各種野外イベントのとりを努めたり、ウェンブリーア
リーナを一杯にしたり出来るほどの大物クラス。アメリカでの認知度がどれほどかは知らないのだが、なんとチケットはたったの$18。FMラジオ局主催のス
ペシャル・アコーティック・ギグと銘打たれてるにしてもこんなに安くていいのかしら?
30分ほど前に会場に着くが、これがまたなんともこじんまりしたところ。あまり豪華なライブハウスとはいえない。チケットを見せて中に入場すると
さらに愕然! 薄暗い中の室内は椅子がほとんど片付けられてオールスタンディングなのは良しとしても、なんともこじんまりして安っぽい。ステージの反対側
にバーカウンターがあるのだが、コーラとポップコーンぐらいしか売ってない。なんだこれは?! このクラスのライブハウスだったら、うちら素人でも簡単に
借りれそうだぞ。日本にいた時に遊びで組んでたバンドのライブの会場でもこれよりましなところはあった気がする・・・
何か飲み物でも飲もうと思うが、ここで更に日本のライブハウスとの決定的な違いに気づく。なんとお酒たばこがご法度なのだ!えー?!私ゃたばこ吸わんけど、ここはライブハウスでしょ?こんなことろで健康訴えられてもなぁ・・・
時間になって前座バンドが登場。これがまたなんとも寂しい。曲の雰囲気は素朴なアコースティック・ロックっぽくて嫌いではないのだが、いかんせん 演奏力が平凡すぎ。コーラスも含めて素人学生バンドとしか思えん。また、アコ系のライブでありがちなのだが、アンプの音の使い方がなってない。スピーカか らでる音がむやみに大きく、時々割れてる。
うーん、やはりこれはイギリスのバンドと同じ名前を騙ったアメリカの別のバンドのコンサートなのではなかろうか?帰ろうか?さんざん迷ったが、そのうちに、前座バンド演奏終了。ご苦労様・・・
ところが待ってみると出てきました。本物のステレオフォニックスですよ。ギターにニコちゃんマークもちゃんと貼ってある。こんなちっちゃなライブハウスでこんなにまじかに見られるなんて。
ドラムがスパーンと抜けて、ギターの音色もきれい。さすが先ほどとは音の使い方が全然違う。そして聞きなれたケリー・ジョーンズのダミ声のボーカル。これこれ、これですよ。待ってたのは。コピーバンドでも偽者でもない紛れも無いステレオフォニックスのライブでした。
それから後はもう至福の時間。アコースティック・ギグということで多少アレンジを変えている曲もあるが、もともと曲の構成自体がシンプルなものが多いため、あまり違和感はない。ニューアルバム「You Gotta Go There to Come Back」からの新曲"Madame Helga"をブルースバーションと銘打って無理やり演奏したのはちょっと笑ったが。この曲だけはワウワウのきいたエレキ・ギター・サウンドが欲しいところ。
3枚目のアルバム「Just Enough Education to Performe」のUK盤と日本盤のみに収録されていたRod Stewartのカバー曲"Handbags & Gladrags"
も演奏。アメリカでの受けはどうかなと思っていたんだが、ロッドの曲で知っている人もいるのか結構盛り上がっていた。日英に比べてアメリカではまだ今ひと
つヒットしきっていない様子だが、さすがコンサートに来る人はしっかりしたファンが多いのか、"Local Boy in Photograph","Have a Nice
Day(ええ、このブログのタイトルはこの曲からつけました ^^;)"などのヒット曲ではイントロからノリがよかったですね。
こんな音楽がこんなちっちゃな箱で$18で聴けるなんて。かなり得した幸せ気分。
(ちなみにステレオフォニックスのKFOGでのアコースティック・ギグの様子がiTunes Music Storeで視聴できます。アメリカ国内であればダウンロード購入も可能。観てきたコンサートはかなりこれに近い雰囲気でしたね)
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